毎月帰る実家から車で5分位の所に温泉があって、実家にいるときはほぼ毎日通っています。
先日、そこに95歳という痩せて腰が曲がりひとりで歩くのも話をするのも難しい方を、お風呂に入れるために、付き添っている娘さん(多分70歳後半)が来てました。
お風呂場は滑りやすく見ていても大丈夫かな〜と心配になりました。
上がっても自分より先に服を着せ、靴下履かせて、爪まで切ってあげています。
そんな光景をすごいな、って邪魔にならないようにしていたら、そばにいた別の70歳くらい女性が、お世話している娘さんに
「いいわね〜羨ましいわ。私もそんな風にやってあげたかったわ!色々やってあげる前に死んじゃったからね。。」て声をかけました。
(私、ちょっとびっくり・・そうかあ・・そういう見方もあるのね・・って)
それまで周りの目をちょっと気にして迷惑じゃないかしら?って感じだった娘さんは、「そうなの、ありがとう。私、今、すごく幸せなの。優しさいっぱいのところで過ごしてもらいたい。って思ってね」っていうではないですか!!
すごい会話だ!と思ってみたら、その二人と目が合い、なぜか3人での立ち話に・・(田舎にありがちな場面です)
一ヶ月に1回来て、寝たきりの母、認知の父の面倒をさらっとやってるだけでも、イライラするし、言っちゃいけない一言をつい言ったりする私はまだまだ未熟だ!!面倒を見られることに感謝だなんて、素直に思えないし。
育ちのいい人っていうのは、優しい人なんだと思いました。
私が70歳過ぎたら、彼女たちのような優しい人になっていられたらいいな。
帰って、この話を家族に話したら、4年生の姪が、「りかちゃん、いいお友達できたんだね」って 😆
ほっこりするいい1日でした。